不動産屋が思う、頑張ってでも家を買うべき人の特徴5選

皆様こんにちは!マイホーム不動産の広報鈴木です。
これをご覧になっている皆様は、家を買うべきか、頑張って住宅ローン破綻でもしたら・・・とお悩みになっていらっしゃる事でしょう。
私達は不動産売買のプロですが、私達から見ても、「家を頑張って買うべき」という方と「家を買わない方が良いだろう」、という方がいらっしゃいます。
マイホーム不動産ではWINWINを大事にしていますので、正直家を買うべきではない、少し無理があるな、と言う場合には、率直にアドバイスする事もあります。
しかし今回解説していくようなタイプの方々は、「多少の無理があっても、今のうちに購入した方が得だろうな」という方々です。
むしろこちらに当てはまる項目がもしひとつも見つからないのなら、家の購入は慎重に検討しても良いかもしれません。
「家を買うべきか、それとも賃貸で暮らし続けるべきか」——これは多くの人が直面する人生の大きな選択です。
住宅ローンという長期の責任を負ってでも、家を買う価値があるのはどんな人なのでしょうか?
今回は、「頑張ってでも、マイホームを持つべき人」の特徴を、現実的な視点からご紹介します。
それではいきましょう!

【頑張ってでも家を買うべき人①】 年齢が若い人
「頑張ってでも家を買うべき人」の筆頭は、この若い人ですね。
できれば年齢が35歳を迎える前までに、住宅ローンを借りてお家を買いましょう!
若ければ若いほど、少し無理な住宅ローンでも、どうにかなる方が多いからです。
銀行さんもそれを見越しているので、少し年収が低くても、若いというだけで住宅ローンも通りやすくなる、という事が言えます。
それに「若い時に頑張れない」という事は、(ひどい事を申し上げる様ですが)
お年を召してからはもっと頑張れない
というケースが圧倒的に多いです。
そうなると、
もう住宅ローンは借りられないので、ずっと賃貸で暮らす
という構図になりがちなんですね。
その時に「あの時に家を買っておけば良かった。」と後悔される方は非常に多いので、住宅ローンは組めるうちが花と考えておいた方が良いでしょう。
こんなに大きい金額をこんなに安い金利で借りられるのは、一生のうちで住宅ローンだけだと思います。
それを住みながら家賃のごとく支払っていけば、最終的に自分の家になるのですから、これを借りない手はありません。
通常、住宅ローンを借りるのは35年のケースが多いですが、住宅ローンを長期で組むと月払いの額が抑えられ、短期にすればそれだけ月払いの額が上がります。
若いうちに住宅ローンを長期間で組んでおき、月払いを安く抑えながら一方で貯金をしておく、というのがおすすめです。
住宅ローンの金利はまだまだ低いですから、もしそれが上がったら、貯めておいた貯金で繰り上げ返済をして、月の支払いを更に下げていくのが良いですね。
お客様の多くは、「早く返し終えたい」という理由で、住宅ローンの期間を減らそうとする方が多いのですが、
①住宅ローンの金利が安い事
②団体信用生命保険が付いている事
の2つのメリットがあるうちは急いで返さずに、手元に現金を置いておくのがおすすめです。
手元に現金が無いと、お金に不安が出てきた時にもっと高い金利で、お金を借りる羽目になるかもしれません。
例えば車などを買い替える場合、ローンで買うと金利は住宅ローンよりも、かなり高い金利になりますね。
また、もしも途中で家族の大黒柱の方が亡くなってしまったら、自動的に住宅ローンは全額返済完了しますから、繰り上げ返済した分は、むしろ無駄な支払いとなってしまいます。
シビアな内容になってしまいますが、この二つがある限り、
欲を言えば、30歳くらいまでにお家を買うのが理想的です!
30歳でお家を買うと、35年後の65歳には、住宅ローンが完済できるケースが多く、
老後がとても楽になるかと思うからです。
65歳くらいまでは、ご家族含めて頑張れる方が多いですが、年金暮らしになるくらいの年齢で住宅ローンをギリギリ支払うようでは、少し不安が残りますね。
もし完済年齢が80歳になるとしても、月々の支払いが楽でしっかりと貯金ができるようなら、大丈夫な方が多いと思います。
今の高齢者の方達は75歳くらいまで働いている方もいらっしゃいますが、年金の多くが家賃で消えてしまう方も少なくありません。
比較的家賃設定の低い八王子市でも、ある程度の物件を求めれば7万円くらいの家賃にはなってしまいます。
今若い方は、まだ間に合います。
いざ年金暮らしになった時に「家賃の支払いができるのかどうか」「どこに住むのか」を、ぜひ今、考えてみてください。

【頑張ってでも家を買うべき人②】安定した生活がしたい人
まず前提として、住宅ローンを組むにはある程度の安定収入が必要です。
特に正社員や公務員、専門職など、収入の見通しが立ちやすい職業の方は、ローン審査にも通りやすく、長期の返済も計画的に行えるため、マイホーム購入に向いています。
また家を購入するという事は、その地に足をつけて、しっかりと根を下ろして生活基盤を築いていく、という事でもありますね。
もしこの地には長く居たくない、安定よりも自由を重んじる方は、しっかりと貯金しながら賃貸生活を続けていくと良いでしょう。
その場合、老後の住居費に備えられるの貯金を、しっかりとしておく事が重要です。

【頑張ってでも家を買うべき人③】子育てを予定している人
小さな子どもがいる家庭や、今後子育てを予定している方は、安定した住環境を持つことが子どもの成長にも大きな影響を与えます。
学区を選んだり、地域のつながりを作ったりする上でも「持ち家」は大きなメリットになります。
賃貸住宅だと隣家との間の壁が薄い事も多く、お子様の足音や声など、苦情を言われたりして困ってしまう事もあります。
もちろん持ち家にも騒音トラブルは存在しますが、アパートなどと比べて隣家が離れる物件が多く、マンションなどもコンクリート造で、賃貸物件に比べて防音がしっかりしていたりします。
また賃貸とは違うのが、住宅ローンを借りる事で団体信用生命保険が家についてきますので、もし家族の大黒柱が万が一亡くなってしまっても、家族の居場所に困るような事がなくなります。
(*団体信用生命保険は、住宅ローンの借入本人が亡くなると、生命保険がおりて住宅ローンの支払いがゼロになる制度の事を言います。住宅ローンが無くなるので住居費がゼロになり、そのままお家に住み続ける事ができます。)
賃貸では、もし大黒柱が亡くなってしまうと、今までの賃貸料を払えなくなる可能性が高いので、家賃の安い賃貸を探して引っ越し費用や初期費用などを捻出して、移り住む必要が出てくるケースが多いです。

【頑張ってでも家を買うべき人④】 老後の住居を確保しておきたい人
年齢を重ねると、賃貸の入居が難しくなるケースもあります。
ローン完済後は家賃なしで住み続けられるため、老後の不安を軽減する目的で家を買うという考え方も非常に有効です。
老後いつまで住宅ローンを支払い続けられるのか、心配される方も多いのですが、ひとつ言えるのは
「賃貸生活を続けていて、老後の賃貸料に苦しむ方は多い。」
「引っ越しが必要な時に、受け入れ先を探すのは大変な作業になる」
という事です。
ご高齢の方に家を貸すと、孤独死だけではなく痴ほう症などによるゴミ屋敷化、滞納、近隣トラブルなどの懸念が若い方よりも多く、店舗とは違い簡単に退去してもらう事もできないのが現実です。
そのためかなり不人気の物件でなければ、高齢者の方を安い家賃で受け入れたい、という大家さんはほとんど居ないのが現状です。
ほとんどの物件は八王子市でも6万円以上は家賃がかかりますから、安い年金額でずっと住居費を払っていくのは大変ですね。
それに比べて持ち家の固定資産税は年間で10万円前後、月額だと8千円前後になります。
それを考えたらおのずと、
「若いうちに期限付きの住宅ローンを借りて着々と支払っておけば、老後の住居費用は微々たるものになる」
という事も理解して頂けるのではないでしょうか。
これを言うと必ず「修理費が」「固定資産税が」「火災保険料が」などと言われますが、これらは最小限に抑える事ができますし、賃貸料に比べたら、月の支払い額は微々たるものです。(*八王子市の平均的な物件についてお話ししています。)

【頑張ってでも家を買うべき人⑤】家を自由に使いたい人
「猫と暮らしたい」「犬と暮らしたい」「好きにリフォームなどを楽しみたい」といった「家で自由に過ごす」気持ちが強い人は、住宅ローンを「負担」ではなく「好みのライフスタイルを叶える手段」として捉えることができます。
賃貸の場合は「他人の物を借りている」という状態ですから、色々な制約があります。
ペットについて、楽器について、返還時の損傷を弁償する、リフォームを勝手にしてはいけないなど、いちいち制限されている事が多いですね。
また貸主さんにきちんとした理由があれば、早めに通告をして退去してもらう事ができたり、家賃を上げる事もできるのが賃貸です。
持ち家でもマンション等では規約があるものの、賃貸ほどの制約にはなりません。
そういったライフスタイルに自由を求める方なら、頑張ってでもお家を買う方が良いと思います。

「今、頑張ってでも家を買うべき?」後悔しないために考える事
「頑張ってでも家を買うべきか」どうかは、経済状況だけでなく、ライフスタイルや価値観によっても大きく変わります。
お金が無限に湧いて出てくる様な方なら、もうどこにどの様に住んでいても、何の心配も要りませんね。
しかし多くの方にとって老後の住居問題は、かなり重要な問題になると言えます。
年金額が限られているので、「住宅ローンを支払い終わった持ち家」があるのかないのかで、生活費の重心がかなり変わってくらからです。
同じ様な支払いをしてきた賃貸住まいの方と、住宅ローンを支払い終えた持ち家の方、どちらが安心して暮らせるのかは、一目瞭然だと思います。
できれば今回紹介したような特徴に当てはまる方は、頑張ってでもマイホームを持ってほしいと考えています。
マイホームは贅沢品ではありません。
賃貸で月8万円の家賃を払っているなら、年間96万円も掛け捨てしている事になりますね。
更新料を足すと、10年で1000万円ほどを支払っている事になります。
お金が無い人こそ、マイホームを買うべきだと思います。
選定した物件にもよりますが、マイホームは老後の実需を満たす、いわば投資商品のようなものなんですね。
贅沢要素を排除してシビアにマイホーム購入ができる方ほど、老後の暮らしも安定しています。
(*シビア:収入と年齢に応じたという意味です。)
さて今回はかなり辛口にお話ししてしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
皆様が後悔の無い様、住居について考えて頂けたら良いな、と思ってこの記事を書きました。
東京都にお住まいの方は、ぜひマイホーム不動産にご相談ください。
この記事が少しでも皆様に楽しんで頂けたなら、とっても嬉しいです!
八王子市周辺で不動産を売りたい方、お探しの方は、ぜひお気軽にお声がけください。
お電話での相談はTEL:042-634-9527(東京都八王子市南町にございます)にお願いいたします。
(*火曜日水曜日定休/9:30~18:00)
(マイホーム不動産では率直なアドバイスを心がけており、八王子市周辺で「新築戸建」「売地」「中古戸建」「中古マンション」を購入希望の方、「土地の売却」「戸建売却」「マンション売却」希望の方は、個別相談もお受けしております。)
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
それではまた!

